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小野正嗣、自著『歓待する文学』を朗読する

小野正嗣、自著『歓待する文学』を朗読する

By NHK出版歓待する文学

2021年11月25日に小野正嗣さんの新刊『歓待する文学』(NHK出版)が発売されました。芥川賞作家・翻訳家、早稲田大学教授にしてNHK「日曜美術館」でキャスターを務める小野さんは、常に新しい文学作品を探し求め、評論する名うての読み手でもあります。その多岐にわたる活動を支えているのは、文学や創作への深い愛情、言葉への揺るぎない信頼にほかなりません。本書では、優れた世界の文学16作品を紹介しながら、文学に対する熱い思いを余すところなく語っています。今回『歓待する文学』刊行に際し、小野さん本人が1章分を4回にわけて朗読します。取り上げるのは、村田沙耶香さんの『コンビニ人間』について論じた章。文学を愛するみなさん、小野さんが『コンビニ人間』をどう読み解くのか、時々アドリブも入る朗読で、どうぞ楽しみください。
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『歓待する文学』より「「わたし」は「わたし」のものなのか?~村田沙耶香『コンビニ人間』」を朗読する 第4回(最終回)

小野正嗣、自著『歓待する文学』を朗読するDec 01, 2021

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『歓待する文学』より「「わたし」は「わたし」のものなのか?~村田沙耶香『コンビニ人間』」を朗読する 第4回(最終回)

『歓待する文学』より「「わたし」は「わたし」のものなのか?~村田沙耶香『コンビニ人間』」を朗読する 第4回(最終回)

自分は「世界の部品」だと語る主人公の恵子。人間は取り替え可能・使い捨て可能な人間なのでしょうか。物語を通して考えた、他者と自己の関係について、小野正嗣さんが語ります。
Dec 01, 202106:54
『歓待する文学』より「「わたし」は「わたし」のものなのか?~村田沙耶香『コンビニ人間』」を朗読する 第3回

『歓待する文学』より「「わたし」は「わたし」のものなのか?~村田沙耶香『コンビニ人間』」を朗読する 第3回

登場人物の名前が、コンビニ関係者は漢字表記で、コンビニの外の世界の住人はカタカナ表記なのは何故なのか? 小野正嗣さんはこう考えます。
Nov 29, 202108:55
『歓待する文学』より「「わたし」は「わたし」のものなのか?~村田沙耶香『コンビニ人間』」を朗読する 第2回

『歓待する文学』より「「わたし」は「わたし」のものなのか?~村田沙耶香『コンビニ人間』」を朗読する 第2回

「普通」で「まとも」な人間になるために、他人の行動を模倣すると決めた主人公・恵子。その冷静で精緻な観察力と小野正嗣さんの洞察力が共鳴します。
Nov 29, 202116:17
『歓待する文学』より「「わたし」は「わたし」のものなのか?~村田沙耶香『コンビニ人間』」を朗読する 第1回

『歓待する文学』より「「わたし」は「わたし」のものなのか?~村田沙耶香『コンビニ人間』」を朗読する 第1回

『コンビニ人間』が日本のみならず、世界でベストセラーになったのはなぜなのか? 朗読の冒頭では、本書『歓待する文学』の第14回で取り上げたレイラ・スリマニ著『ヌヌ』の主人公ルイーズと『コンビニ人間』の登場人物の男性との考え方の違いについて言及しています。3分30秒ぐらいから、本格的に『コンビニ人間』の魅力に迫ります。お楽しみに!
Nov 25, 202110:18
小野正嗣さんからメッセージ

小野正嗣さんからメッセージ

「小説を読むという体験は、文学作品にあなたが歓待してもらう体験だ」。作家・小野正嗣さんが、世界文学から16作品を選び、その魅力を語る『歓待する文学』を上梓。刊行にあたり著者からメッセージが届きました。11月25日発売。以降、著者による朗読を配信します!
Nov 22, 202101:13